映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-04-13から1日間の記事一覧

五社英雄監督「吉原炎上」330本目

1987年か、もう25年も前の作品なんですね。名取裕子が初々しいです。ほかの女優さんもみんなキレイだし人情味があって魅力的。 しかし日本には昔から、女を財産として扱う歴史があって、(男も下級侍が切腹するのが当然のようなところがあったり)女性がみんな…

レオス・カラックス監督「ホーリー・モーターズ」329本目

ベッドで男が目覚めて、壁紙を破ってドアを開けるとそこは人生という名の(←ここ私による脚色)映画館。 映画のなかでは、朝どこかの家で起きて、巨大なリムジンのお迎えの車に乗って、それから指示に従って9つの「アポ」を遂行していく。アポは汚れ役ばっ…

ロバート・マリガン監督「アラバマ物語」328本目

1962年作品。勘違いしてました。デヴィッド・ボウイとかドアーズとかがカバーしてる「アラバマ・ソング」が使われてる映画だと思ってた。なんかエキゾチックで派手で美人女優が出てるのかな、と。全然違いました。「12人の怒れる男」みたいな陪審員もの、…