映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-04-17から1日間の記事一覧

ガス・ヴァン・サント監督「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」335本目

1998年作品。冒頭から引き込みますね。無駄がない。脚本家と監督の頭が情緒より理性に傾いてる、合理的ってかんじです。 スカっとする快さがあります。最初に不良天才少年を見つけたスウェーデン系の教授。一見堅物だけど内側がものすごく熱い、どこかで見た…

スティーブン・ダルドリー監督「リトル・ダンサー」334本目

2000年に製作されたイギリス映画。サッチャー氏の訃報を受けて、彼女の政権時代の労働者たちのことがよくわかる映画ということで借りてみました。 テレビドラマっぽいなと思ったら、これもBBC。T.REXの曲がこれでもか、これでもか、と使われた映画。 冒頭のC…

岩井俊二監督「Love Letter」333本目

1995年作品。 これが岩井俊二の映画デビュー作なのか。 叙情派だなぁ。じわーっとくるなぁ。ジブリの世界のようでもあります。 登場人物たちは、胸に思いをいっぱい溜めてるんだけど、感情をあらわにせず、淡々、というより、おそるおそる暮らしてる。だから…