映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-04-26から1日間の記事一覧

ジョン・フォード監督「馬上の二人」346本目

1961年作品。オープニングが好きだな。 西部劇らしい明るくて壮麗な音楽がスローダウンすると同時に、おおらかな町の風景が現れる。 わくわくする劇が始まりますよ、という感じ。「大草原の小さな家」みたい。 そして、ジェームズ・スチュワートが悪徳保安官…

ソウル・ディブ監督「ある公爵夫人の生涯」345本目

格式だかなんだか知らないけど、大変だなぁ、公爵とか公爵夫人ってのは。 男も女もカツラ被って盛りまくって…、全部脱ぎ捨てたときの姿が現代映画と同じなのが不思議に思えたくらいです。 それにしても衣装やインテリアの美しいことったら。 キーラ・ナイト…

工藤栄一作品「忍者秘帖 梟の城」344本目

冷徹な忍者の世界と、その中での復讐や愛情を描いた、司馬遼太郎の小説の映画化。 クールで美しい高千穂ひづるは、最高に「ざーます」言葉が板についてるなぁ。 魅力的なそのころの役者さんをたくさん見られてうれしいけど、演技が忍者マンガみたいで、画面…