映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

工藤栄一作品「忍者秘帖 梟の城」344本目

冷徹な忍者の世界と、その中での復讐や愛情を描いた、司馬遼太郎の小説の映画化。
クールで美しい高千穂ひづるは、最高に「ざーます」言葉が板についてるなぁ。
魅力的なそのころの役者さんをたくさん見られてうれしいけど、演技が忍者マンガみたいで、画面がすごく暗いのが、あんまり自分には合わない映画だなと感じます。三味線でいえば、私は長唄が好きだけどこの映画は浄瑠璃ふう。って印象でした。