映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2021-03-27から1日間の記事一覧

野村芳太郎監督「影の車」2920本目

1970年の作品。千葉の住宅地といっても、電車の沿線の土地はまだまばらにしか開発されてなかった時代。 真っ赤なゴシック体で行頭記号までつけて表示されるクレジットが異様…。 美しい笑顔の加藤剛は平凡なサラリーマン。事件に巻き込まれそうな予感…そうい…

ウディ・アレン監督「ローマでアモーレ」2919本目

2012年の作品。監督本人が本人のアルター・エゴとして出ているので、誰も憑依されていません(笑) 「それでも恋するバルセロナ」では天然な芸術家を演じたペネロペ・クルスは、今回はコールガール。最近カミングアウトしたエレン・ペイジは女性とのお付き合…

オーレ・ボールネダル 監督「ポゼッション」2918本目

ハビエル・バルデムかと思ったらジェフリー・ディーン・モーガン。 この映画、なんかあんまり怖くないですね。サム・ライミのプロデュースなのに。どこか清潔感と、きちんとした感じがある。本質的な”怖さ”って、本来こうだろうと期待しているものの状態が「…