菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴の3人がとてもいいです。
でも実はパンチのおばちゃんたちも素晴らしい。
ダメなところのいっぱいある人たちが、支え合って生きていることが胸を打ちます。
結局、完全にまともで立派な人なんて一人もいない。でもそれでいい。
「なんべんも聞いたよ。忘れんぼやな、なおちゃんは。いいき、なんべんでも話して。」
この台詞があるから、この役は池脇千鶴じゃないといけなかったんだな…。
「あたし狂うちゅう?」
「そんなんやったら、この町の女はみんな狂うちゅう。」
これも、小池栄子の言葉だよなぁ。
みんな支え合ってる。子どもも母を支える。家族ってそういうものだ。
ところで。この映画での夏木マリのオバちゃんっぷりを見たプロデューサーが、「カーネーション」で糸子の晩年役を彼女に決めたのに違いない…。