映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クエンティン・タランティーノ監督「ジャンゴ 繋がれざる者」511本目

面白い映画を撮る人だな〜タランティーノは。
殺しまくる様子は「悪の教典」といい勝負だけど、コンテクストが!しっかりしてるから!痛快なんだ。
観客が相手を殺したいくらい憎く思うに至った頃に、どかーんとぶっ放す。
すべての場面で、「昔だったらやられてた奴」が勝ち、勝ってた奴がやられる、快さ。
タランティーノも最後のほうでダイナマイトといっしょに爆発!

キル・ビルは、題材が中途半端に身近だったので、パロディのようには楽しめなかったけど、これは心底痛快な作品ですね。映画が本当に好きな人のツボをあちこちくすぐってくれました。

KKKの頭巾が頭に合わず「誰が縫ったんだ」とかののしり合ってる場面とか、ほんと笑いました。