あ、出た。ゴンドリー監督のヘンな映画。
おかしなガジェットがどっさり出てくる、やさしくて手づくりでイカれた世界。安心して、堪能させてもらいました。
なにしろ主役がガエル・ガルシア・ベルナル ですよ。「天国の口…」で惚れました。面構えもいいけど、青臭くてゴツゴツした感じが、目が離せません。彼のような人は、映画のなかで、誰かと愛し合うようになってほしいと思う。孤独な彼が、誰かと心を通じ合って満たされる、という絵が見たくなる。そういう俳優さんです。
シャーロット・ゲンズブールも素敵だけど、なにかあえて、できるだけ素敵に見えないように撮ってる気がする。それがいいんですかね、フランス人的には?
すっごい映画だとは思わなかったけど、ほんのりと満たされる。やっぱりゴンドリー監督好きだな。