映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ノア・バームバック 監督「ヤング・アダルト・ニューヨーク」1544本目

日常の風景を描いたようなさりげなさの映画だけど、やけに豪華な俳優が揃ってる。
ベン・スティラーナオミ・ワッツが「中年夫婦」(若すぎないか)、ヤングなヒッピーがアダム・ドライバーアマンダ・サイフリッド。豪華だしベンは映画監督だ。でもなんだか地味。あえて輝かないニューヨーク映画人たちの日常。そこがなんとなく、見てて心地よい映画なんだな。いい映画、感動する映画、というのと別に、見てて気持ちいい映画っていうジャンルが確かにあって、なんだかんだ言ってみんなそういう映画を見てるんじゃないだろうか。

雨降って地固まった。