映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ベン・スティラー監督「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」3502本目

どこかでこれこそが史上最低の映画だと聞いて、わくわくしながら見てみました。

感想:まったくその通りだ・・・想像を超える最低さ・・・見なきゃ良かった・・・。豪華すぎるキャストが嬉々として演じるバカどもに、むかっ腹が立ってきます。膨大な命が失われた戦争をネタに、ここまでやるのは悪趣味でしかありません。(←割と冷静に言っている)というのを踏まえて、改めてコメントすると、みんなくそバカ映画好きなんだなぁ(豪華キャストたちに)。中学生くらいの頃の自分に戻って、善悪もマナーも忘れて、両親や先生に怒られることも、彼女に振られることも、明日着ていく服がなくなることも忘れて、泥の海に体ごと飛び込んだやつが勝ちだ!みたいな。

最近だとあれみたいだな、フー・ファイターズが作っちゃったスプラッター映画「スタジオ666」。一流俳優と同様、一流ミュージシャンもときにくそバカやりたくなるらしい。男ってやつは・・・。

若干フォローしてるっぽい書き方になりましたが、ベン・スティラーのことは少しだけ前より嫌いになったかも(笑)