映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

白石和彌 監督「凪待ち」2465本目

元SMAPたちを汚してみる映画シリーズ2本目。この映画はどうも、隙間が多くて間が持たなかったなぁ。香取くんは「可愛いろくでなし」というより、「バカじゃないけど中毒気質のくず」に見えて、なんで誰も彼をもっと叱らないのか不思議だった。

それより、香取くんって西田尚美と夫婦役をやるような年齢なの?彼女のほうが7つ年上か。それ相応の設定ならありえなくはないのかな。

 

 <以下ネタバレ>

しかし一見優しい犯人がリリー・フランキーって、ピエール瀧がヤクザっていうのくらい鉄板すぎて。。。

 

「爽やかで可愛いだけじゃない香取くん」ではあったと思うけど、元々爽やかでも可愛くもない俳優さんが普通に演じたときと比べて、監督がこの映画に込めたものが伝わってきにくかったんじゃないかな、という気はします。香取くんには、底辺っぽさの中で明るく空回りする感じをもっと出してほしかったな。(しかし映画を見てる人って、私を含めて、ほんとワガママで勝手だよな、、)

凪待ち

凪待ち

  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: Prime Video