映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-01-14から1日間の記事一覧

カン・ジェギュ監督「シュリ」203本目

1999年韓国作品。面白かった。受賞歴や評判にたがわず、とてもよく作られた映画です。 迫力のある戦闘シーン。情感あふれる人間関係。 暴力とドラマの計算されたバランスとボリューム。 ラストに向かって高まるアドレナリン。 愛し合う、見つめあう二人。・…

ロブ・マーシャル監督「SAYURI」202本目

2005年アメリカ作品。英語でやる映画なんだから、ハリウッドの流儀を理解して、英語で演技ができる俳優を使うことは無理もない。むしろ問題は美術とか時代考証じゃないかな・・・。この映画の美術監督ジョン・マイヤーが担当した他の作品はX-MEN、ホーンテッ…

ロベルト・ベリーニ監督「ライフ・イズ・ビューティフル」201本目

1997年作品。名高い名作だし、ストーリーも結末も知ってしまっているけど、面白かった。 笑える、という意味で面白い。 感動したり悲しくなったりするつもりでなく、笑いながら見て、最後の最期に笑いながら号泣、という感じです。恐ろしい状況の中で笑いを…

園子温監督「気球クラブ、その後」記念すべき200本目

2006年作品。昔やってた「気球クラブ」のリーダー村上が事故って死にそうだ。当時の彼女ミツコさんに誰かが連絡しなければ!・・・という映画。 「紀子の食卓」より後だし、知ってる俳優さんが大勢出てるのに、なんか自主制作というか仲間内でハンディカムで…

新海誠監督「雲のむこう、約束の場所」199本目

2004年作品。仮想未来における分断された北海道が舞台の、青春小説。かな。 主人公たちが飛行機をいじってる場面とかを見ていて押井守「スカイクロラ」とか思い出すけど、この監督の作品はこないだ見た「星を追う子ども」もこれも、キャラクターが生き生きし…