2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
凶暴な頃のたけし、というか北野監督の作品。 これを作った人の精神状態は大変なものだな、ということが強く伝わってくる。 この映画のときがピーク、って感じる。 残酷だけど冷酷じゃなくて血が濃い、イタリア人マフィアの映画みたい(要はゴッドファーザー…
西部劇と日本の時代劇は、かなり苦手な分野なんだ。 切った張ったが多いし、大げさな演技が多くて。 その中では、この映画は見ていて面白い。会話が気が利いててユーモアがあるし、人物像に特徴がある。 でも、なんでか今ひとつ集中できなくて、筋を追えなく…
え、これオペラ座の怪人のパロディなの? ブライアン・デ・パルマ監督って本当? スワンって誰よ?よくわからないまま映画は始まるのですが、練習スタジオみたいな生音のエレキギターがガッチャガッチャ鳴り始めると、ゾクゾクしてきます。古き良き70年代…
やっぱり、この監督の映画は苦手だな。 なんだか不必要に残虐だったり、おおげさに思えたりして、じっと見てるのが辛くてちゃんと見られませんでした。
話題作を避けて通るより、好きでも嫌いでも見てから文句を言おうと思って、やっと見ました。あんまり人の心に対する想像力のない説明的な映画だな。この映画が与えようとしている感動の質は「一杯のかけそば」に似てる。人間の真摯な迷いや戸惑いや、腹の底…
うーん、マニアック。 「ホドロフスキーのDUNE」もとんでもなかったけど、本当に困った人だ、ホドロフスキーは。 でもこの映画は、「エル・トポ」よりも好きかな。 監督の父を演じる、実の息子のブロンティスがとても良いです。 監督の果てしない自意識が、…
民法深夜に、おっぱいなどたまに見せつつ流すドラマのような題材だけど、そういうシーンはナシ。 暴力も、アクションは激しいけど「それやばいでしょう!」といういつもの園子温の”やりすぎ感”は、ありません。 物足りないというより、枠組みが以外と厳しい…
「新宿スワン」と合わせて見るとよし! 映画が作られた1956年は、まさに「売春防止法」が制定された年。(施行は2年後だそうです)でもこの映画のなかでは、何度国会で審議してもまだ制定に至らないようで、置屋の主人が「いろんな噂が飛び交ってるけど、真…
ブルース・リーが「グリーン・ホーネット」とかのアメリカのテレビでそれなりに活躍した後、香港に戻って黄金期を迎えようとする主演第一作です。彼のアクションや存在感は圧倒的だけど、すごく昭和な感じで、全体的には「昔のテレビでやってた仮面ライダー…
「プラダを着た悪魔」も面白かった。面白いだけじゃなくて、うっとりするくらい美しいものがたくさん見られた。でも本物はもっともっと美しい。悪魔=アナも、ドレスも、写真も。美ってなんなんだろう?私には作れないけど、その価値は恐ろしいくらい、残酷…
やっぱりいいな〜、ジェニファーローレンス。 ハンガーゲーム1では、残酷すぎる設定に胸を痛めながらも、彼女のまるで素みたいな演技にほれぼれしたものでしたが、2の最後で彼らは気づく!「リング→らせん→ループ…」のようなパラダイムシフトだ! そこで…
1989年か。26年も前の作品です。 バイオレンス映画は苦手なほうなので、ずっと敬遠してたけど、名作と呼ばれる戦争映画をひとしきり見たのでもう怖くありません。今見ると、北野武らしい優しいロマンチックな音楽がずっと流れてて(心地いい)、乱暴な男の…
アメリカン航空とヒルトンホテルのプロモ映像。…ですよね?ジョージ・クルーニーほどの男性が、仕事以外にマイレージにしか興味がないなんて、まさか想像できません。が、この映画でも自然でいい感じですね。 「バックパックの中に入りきらない人生の持ち物…