映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

R・J・カトラー監督「ファッションが教えてくれること」979本目

プラダを着た悪魔」も面白かった。面白いだけじゃなくて、うっとりするくらい美しいものがたくさん見られた。でも本物はもっともっと美しい。悪魔=アナも、ドレスも、写真も。美ってなんなんだろう?私には作れないけど、その価値は恐ろしいくらい、残酷なくらい、よくわかる。
美しいものを「作る才能」や「選ぶ才能」は、たくさん美しいものを見ていると養われるんだろうか?

それにしても、悪魔がイギリス人だなんて全然知らなかった。私が若い頃は、イギリスはあんまりファッショナブルじゃなかった(おいしいレストランがない、と言われるのと同じように)ので、けっこう驚きです。ていうかカッコイイ。

音楽の美しさよりも衣装の美しさのほうが、普遍的(誰が見ても美しい)気がする。改めて、美ってなんなんだろう。