映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2020-01-13から1日間の記事一覧

ロバート・アルトマン監督「ゴスフォード・パーク」2365本目

とっても英国的な洋館が舞台。執事がいてマギー・スミスがいて、おまけに殺人事件まで起こる。人気ドラマの「ダウントン・アビー」とか見てる人にはおなじみの世界かな。アガサ・クリスティ好きな私としても、なんとなく覚えのある世界。 アルトマン監督の映…

オットー・プレミンジャー監督「黄金の腕」2368本目

ヒッチコックにしては極端に冒頭のシークエンスがオシャレすぎると思ったら、プレミンジャー監督ものでした。さすが~~。そしてプレミンジャーなのでミステリーはなく、明るいノワールといった感じ。誰も何もいいことはないんだけど、因果応報によるカタル…

バート・レイトン監督「アメリカン・アニマルズ」2364本目

なんともいえない映画だったなぁ。 「無軌道な若者の犯罪防止を目的とした啓蒙映画」みたいだけど、胸躍る感じが伝わってきて、失敗した後の痛みも含めて、楽しめた感じがある。なんだろう、その楽しさは悪趣味な再現バラエティ番組のようでもある。多分この…

ペドロ・アルモドバル監督「バチ当たり修道院の最期」2363本目

原題「Entre Tinieblas」は「暗闇の間」という意味だそうです。シリアスっぽい~。ふざけた邦題のほうが映画をよく表してますよね。 DVDジャケットの写真がすごいけど、実際この僧院では虎を飼っているという設定(笑)。ヘロイン中毒の尼僧やロマンス小説を…