映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ポール・マクギアン 監督「リヴァプール、最後の恋」2577本目

グロリア・グレアムという女優の出ている昔の映画を最近何本か見たので、彼女のことをもっと知りたくなりました。

演じたアネット・ベニング、ちょっと似ててぴったりですね。今も華やかで美しくて、だけど少し疲れてきてしまった、崩れる美しさがあります。それでも誰でも歳をとる。エルヴィス・コステロの楽曲もイギリスが舞台の映画らしくて雰囲気出してます。 ジェイミー・ベルの落ち着きも、普通なら手に余るような年上の経験豊富な女性を愛する大きさを感じさせます。

美しい人として生きたことのある人は、最後まで美しい。そういう鍛錬と努力と張りを保ち続けるっていう緊張感は、一般の私たちにはない。いくつになっても、そういう輝きが男性をひきつけるんだろうな。

リヴァプール、最後の恋(字幕版)

リヴァプール、最後の恋(字幕版)

  • 発売日: 2019/09/03
  • メディア: Prime Video