事実は小説よりも奇なり…。
どうしてもマーガレットのほうに肩入れしてしまって、夫の振る舞いにイライラしたり不快になったりしますが、とても面白かったです。
騙されやすい女性画家マーガレットを演じるのはエイミー・アダムス。もっとアクの強い役をやることもあるけど、この映画では10年近くひたすら耐えます。昔の女性はそれが当然だったのかもしれません。
最低な夫を演じるのはクリストフ・ヴァルツ。「ゼロの未来」のあの主役じゃないですか。「おとなのけんか」でケイト・ウィンスレットのまじめくさったヤな感じの夫役。うーむ、性格俳優…。
そして彼女の描くデカ目の子どもたちの、異様で可愛らしい絵たち。
映画を見終わっても、その絵の不思議はまったく解けませんでした。