映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョージ・ミラー 監督「マッドマックス 怒りのデス・ロード」1225本目

まずは2015年キネマ旬報外国映画第1位、おめでとうございます。(←タイムリーな話題)
なんかこう、ズドーーンときて、ドッカーーーンときて、ブワーーーッとくる映画でした。
几帳面な技術や効果の分析をしたくなくなる、突き抜けたバカバカしさが全編を貫いています。肉体派!こういう超弩級の乱暴を働きたいという欲望とか衝動とかが根源的に備わっている人たちがいて、こういうものでドバーーーッと発散するのはとても健康にいいと思います。

でもおバカだよね!
なんで戦車のど頭に献血してる人がくくりつけてあるの!
なんでヘヴィメタのギタリストとドラマーがくっつけてあるの!!
もう、これだからオーストラリア人ってのは。

しかしシャーリーズ・セロン、この映画で本格的に惚れました。美しく凛々しい。彼女は本当にしなやかに強いですね。そしてトム・ハーディ、すみません顔が好きです。

ギャグマンガなのかアメコミなのか、やけくそなのか何なのか。
こういう映画が一位になる日本って、思ってたよりバカでいいなぁ。