映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ドン・ハーディ監督「めだまろん ザ・レジデンツ・ムービー」1585本目

たまたま遅い時間に映画館の前を通りがかったら、この映画かかかってたので見てきました。
・・・って映画じゃないだろ!マニアしか見ないだろ、しかも映画館で。
いや、長年レジデンツに興味をもち、といっても大昔「フリーク・ショー」と「バッド・デイ・オン・ザ・ミッドウェイ 」を持ってただけで、音楽はちゃんと聴いたことない程度で、この映画のことも気になってたけど通りがかってたまたま見たのは事実です。

原題は「THEORY OF OBSCURITY A FILM ABOUT THE RESIDENT」。匿名性の理論、つまり目玉を被って舞台に立つこと、めだまろん、と実は素直な邦題です。匿名が普段の姿なので、彼らの来歴とか興味を持ったことなかったので、ルイジアナ州の出身のオタクだとか、サンフランシスコを目指したとか、意味のわからない事実が出てきて面食らいました。その来歴でR&Bにもフラワームーブメントにも全く影響を受けない人がいるんだ・・・。だからこういうグループになるのか・・・。で、今は目玉を脱いで今はまた違うものを被って新しいものを歌っているらしい。3月に来日もしたんですね。何を今から張り切っちゃってるんだろう。いやー変な人たちだ。(嬉しそうに)

登場するゲストたちも、子供の頃に好きだったDEVOのジェリーキャセールやら、最初から変な人たちだと思ってたプライマスとか、癖のある人たちです。すっかり大人になって、変なものも普通なものも、最近は音楽をあんまり聞かなくなったけど、たまにこうやって懐かしく新鮮は刺激が得られるとたのしいものです。

ちなみに昨夜の観客は私を含めて4人。がんばれレジデンツ