これも面白かった。
寓話的世界を描くのがうまい監督ですね。
「出張」は、「出張」じゃなかった。
マリク君はぷくぷくして幸せそうな坊やだけど、色んなことで結構傷ついてる。夜になると、大好きな女の子の夢をみる・・・実は体の方も歩いて彼女のところに行っている。
大人たちの色んな思惑や思想や主義主張や、愛憎や痛み、そう行った自分には何の関係もないことで、振り回されるこの子は最後にどこで笑っているのか?
「誰が悪い」って責めることがないんですよね、この人の映画は。被害者を決めることもない。中南米の小説を読んだときみたいな感じ。好きだなぁ、この監督。
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