割と最近の映画なんだけど、日本古来の言い伝えみたいな、昔話みたいな、ゆるやかであかるい情緒のただよう映画でした。
自主映画として作られたんですね。北海道の夕張の隣の、芦別市で作られた映画だそうだ。
2時間半の長い映画だけど、ちょっと棒読みっぽいセリフがずーっと間を空けずに続いて、ついていくのがやっとでした。ストーリーはあまりない、というか、あるのは「設定」。どの人がどの人とどういう血縁で、あの人とこの人は親戚だけどどこかで出会っていて、・・・とわかりやすい設定がだいたいわかって、示されていない設定が少しずつ現れてきて、全部示されたところでフィナーレ。
反戦、反原発のメッセージも強いけど、映画全編にただよう情緒のおかげでやわらかく伝わってきます。
不思議だけどすごく美しい映画。そして意外なくらい他にはない、独特の魅力にあふれています。
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- 発売日: 2016/04/30
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