映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジェームズ・フォーリ-監督「フィフティ・シェイズ・フリード」2261本目

不思議なことに、第1作、第2作、第3作と、平均評点が上がってきてる。(2019年9月3日現在)決して、出来がどんどん良くなってるというわけでもないことを考えると、3本も見るやつはだいたいファンだということかな。私は・・・コンプリート癖が抜けきれず、つい。

ロマンチックだし、ダコタ・ジョンソンは妹キャラで日本の男性にも受けそうだし・日本の女性も「高嶺の花」じゃないあたり、自分を投影しやすいと思う。ほぼ日本の民放のドラマの世界なんだな・・・石原さとみあたりが主役の。ジェイミー・ドーナンはひたすら美しいけど、3本見てもあまり特徴が感じられなくて、線の弱さがむしろ際立ってきてる。がんばれドーナン。

大金持ちということで誘拐事件も起こったりするけど、無邪気な対応でちゃんと撃退。

音楽の趣味がちょっと古くさくて、それなりの佳作といえるまでの雰囲気を作れてない。なんだか文句ばっかりになってしまいますが、エロティックな場面を早送りしてしまう私のような者には、見どころが少ない作品だったのかもしれません。