映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ガイ・ハミルトン 監督「レモ 第1の挑戦」2548本目

訳ありで組織に顔と名前を変えられて特別捜査官にされる、ってすごく既視感があるのは、この映画をあとのが真似たから?ではない気がするなぁ。謎のアジア人武闘家「チュン」ってどうもおかしいと思ったら一重まぶたふうにメイクしただけの「キャバレー」のジョエル・グレイですね。「クラウド・アトラス」のジム・スタージェスか「八月十五夜の茶屋」のマーロン・ブランドか。なんか、そこだけ「ドラゴンボール」みたいで、真剣に全米大ヒットを狙った作品だと思えない。主役のレモもたまにブルース・リー風に見えることがあるし、この監督は若干アジアオマージュな感じなんでしょうか。これほどギャグというかチュンに寄せ過ぎなければ「第二の挑戦」もあったか?なかったか?(笑)

最後の最後まで、もうなんというか、むかしお正月の「かくし芸大会」の中でやってたパロディドラマみたいなギャグの安さが…嫌いじゃないんですけどね。 

レモ/第1の挑戦 [DVD]

レモ/第1の挑戦 [DVD]

  • 発売日: 2003/05/23
  • メディア: DVD