映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スタンリー・ドーネン監督「いつも2人で」2754本目

オードリー・ヘップバーン、美しさは変わらずだけど、38歳になってちょっと老けた感はあります。多分、小生意気な美少女みたいな性格の役なので、若干ギャップを感じてしまうのかも。倦怠期だけど、わざと明るくふるまってるみたいな感じがしてしまう…。演出の影響が大きいと思うけど、主役の二人にあまり惹かれなくて、いまひとつ乗り切れません。

でももう一度見返してみると、(二度見ると、出演者に対する親しみは確実に増す)「ビフォア・サンライズ」シリーズを見てるようで、いいことも悪いこともあって、別れそうになるけど、なんかいいかも、と思えます。

ずーーーっと夫婦二人で暮らし続ければ、どんな仲良しでもいろいろあって当たり前。この二人はもともとすごく気の合う友達同士みたいだから、うまくいかないのは親友とケンカしてるみたいに寂しいだろうな。どんな二人でも、永遠に海でキャッキャしてるわけにはいかないし。

車のまま乗り込む「エア・フェリー」にはびっくりした!

いつも2人で (初回出荷限定価格) [DVD]

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  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: DVD