映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・ワッツ 監督「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」3658本目

「ホーム」シリーズ第二作。第一作はワザとローテクに作ってあったな、と改めて思う。こっちのほうが全体的にスピーディでエンタメ性が高い。

それに・・・ジェイク・ギレンホールは私の中では常にポイント高いんだよなぁ。彼が出てる映画はちょっと変ですごく面白いのだ。この映画でも、彼のシリアスかつコミカル、さらにミステリアス(何考えてるかわからない)な演技が、若造の新米スパイダーマンの世界をちょっと複雑にしてくれています。

アメリカ少年がベニス、プラハと旅行してオランダのチューリップ畑へ。MJ(前回引っ越したけど戻ってきた?)はいろいろ見抜いちゃってるし、音楽はラモーンズからレッド・ツェッペリンに。前回が超シンプルなのでなんとなくアップグレード感あります。(ラストだけラモーンズの「ボーイフレンド」が流れるのが、ちょっと粋)

続編へのツカミも確実で、なかなかよくできた第二作だったんじゃないかと思います。

しかし、ARメガネにほとんど助けてもらってて(しかも相手かまわず言うこと聞いちゃうメガネ)、スパイダーマンって、ヒーローにしては弱めなんだよなぁ・・・。