映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

大庭秀雄監督「雪国」55

主役が木村功岩下志麻加賀まりこの1965年公開作品。

間違えた・・・。
評判の高い豊田四郎版(主役が池辺良と岸恵子八千草薫)を借りようと思ったけど、レンタルに出てなくて、こっちを借りてしまいました。

この版はとても原作に忠実だと思います。おおきな誇張も省略もなく、原作に忠実。原作の時間の流れを実際の時間の流れに置き換えて、きれいに並べ変えたようです。
芸者としてしたたかに生きていける駒子のイメージは、岩下志麻のほうが合っているかもしれません。が、原作で「小太り」とあるのに都会的で女にもてる島村は、木村功も池辺良もちょっと違うかなぁという気もします。

DVD化されてるのにレンタルしてない映画って多いですねー。数千円のDVDを買うのはちょっと敷居が高いので、もっとレンタルが増えるといいなーと思います。劇場に行くのも苦にならない方だし、もっと名画座もチェックしてみようかな。以上。