2011年、まだ新しい作品。
とりあえず予備知識ゼロで通して見た。ドラマが始まるのだろうか、でもその中に「2001年宇宙の旅」のように、銀河に生命の真理を見つけようとしているのかな?
と思いながらじっと見ていて、すっかり映画に取りこまれました。普通で幸せな家庭。父の心が仕事やプライドで傷つき、子どもたちの気持ちが揺らぐ。どこの国のどの家庭にも起こりうる、やさしい場面や辛い場面。
ググってみたら「宗教映画」って書いてあったけど、プロパガンダではなくて、いろいろな宗教にわたって普遍的な家庭、命、愛、といったものがテーマだと思います。
ネットで回ってくる、ちょっとはっとさせられるような美しい動画、心を打つショートストーリー、といったものを大きくして完成度を高めたような映画なので、抵抗なく入っていけたし、小さいころの夢をみるように穏やかに、ほんの少し切ない気分・・・アルファ波が出て、瞑想しているような、催眠状態になっているようないい気持ち。
理屈や利害のことで頭を使ったあと、少しくらいこういう時間をもつのは必要かも。
賛否両論?これはいい映画なんじゃないかと思うよ。うん。