映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

チャールズ・チャップリン「黄金狂時代」382本目

以前何度か見たことがあるけど、TVでやってたのでまた見ました。
やっぱりこの映画は面白い。
ゴールドラッシュで人が殺到したのは、アメリカ西海岸のカリフォルニアあたりだと思ってたけど、この映画ではアラスカです。(西っちゃ西だが)
この頃のコメディ映画って、コント場面が、1つのギャグが終わるとどんどん脈絡なく変わるんだけど、この映画は最後にちゃんと各エピソードがつながってくるところが、見応えがあります。ギャグの中では、小屋が崖からぶらさがって落ちかけるところと、チャプリンがパンにフォークを刺したのを足に模し、ダンスを踊らせるところが印象的。あと、靴を煮て食べるところ。

「名作」って感じでもないけど、楽しみどころが多く、映画として完成しているという意味で、チャップリンの代表作らしい作品でした。