映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

廣田正興監督「代々木ブルース「最終回・地図とミサイル」」859本目

2006年作品。
自主制作なのかな、公式上映記録がないからか、映画データベースを検索しても出てきません。(wikipediaには項目があります)
どこでこの映画のことを知ったのか覚えてないけど、借りた理由は、いま自分が代々木に住んでるから。
いまから9年くらい前に撮ったんだと思うけど、空気感はけっこう違うな。
この頃はまだ代々木ヴィレッジがなかった。(※よく道順を訊かれるなーと思ってたら、駅構内に「代々木ヴィレッジはこちら」って看板まで出てた)
まだJRの新しいビル(JEXERが入ってるやつ)もなかったし、サンルートホテルも建て替え前だ。
今も線路沿いには、よく壊れずに建ってるなーというボロボロのビルがいくつかあって、そこから見上げる線路は昭和の雰囲気たっぷりだったりするけど。


要は、私立探偵・永瀬正敏(不在。写真だけの出演)、つまり”濱マイク”の世界。
本編は横浜が舞台だったけど、2006年には代々木にその空気感があると思ったのかな。

いろいろ、お金かかってないなーと感じる部分も多いけど、同じ濱マイク好きな者として、なにか通じるものを感じます。

しかし鈴木一真っていい男だなぁ。