映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

バック・ヘンリー 、ウォーレン・ベイティ監督「天国から来たチャンピオン」864本目

流して見る軽い映画かな、と思って見たんだけど、ほんわかと、切なく、いい映画でしたよ。
ウォーレン・ビーティの能天気さがいいですね。間違いで死んでしまったのに、暗くなる場面がゼロ!これを日本で作ると「秘密」とかになるわけで。

主人公に妻子がいないっていう設定がキモですね。後ろ髪を引かれるのは試合のことだけ。スポーツマンだから、とにかく前へ前へ、なんとか現状打破することしか考えない。こんなひどい状況なのに!

まかり間違って大富豪になってしまったおかげで、公害問題も解決!
そういうカラッとさわやかな笑いがいっぱいあります。
こういう単純に楽しめる映画っていいなぁ。