映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マーティン・スコセッシ監督「ウルフ・オブ・ウォールストリート」1058本目

すごく面白かった。
原作者は私と同年代なのに、わずか20~30年前にこんな酒池肉林が繰り広げられてたなんて。
金融会社といってもこれではギャングだ。アメリカでもマリファナはともかくハードドラッグは違法でしょ?
欧米の人たち(ひとくくりにはできないだろうけど)の闘争心や征服欲は、敵に回したら勝てる気しません。
ヤクザ映画みたいに、異世界を垣間見せられてしまった、という意味で最高に面白かったです。

デカプリオ、はまり役。冒頭のマシュー・マコノヒー最低。ジョーダンの仲間たちもぶっ飛んでます。
妻たちは美しい…けど、高い車やヨットや豪邸と同じような存在。でも登場人物のなかに情感のある人なんていないから、それでいいのか。うーむ、友達にはなれないや…。