ワンダーウーマンは黒髪のヒーローなので、シャーリーズ・セロンではないんだな…。
冒頭からいかにもなCGの使い過ぎ(自然に見せるための手数が足りてない?)で、マンガよりもマンガ的なのがちょっと気になるけど、ガル・ガドットを起用した新しい女性ヒーロー像が美しくてカッコよくて、この映画はもうこれだけで良いです。相棒となる「男」スティーブ役のクリス・パインはいい具合に地味で彼女を引き立ててくれます。
エレナ・アナヤがマッドサイエンティストの「Dr.ポイズン」、という国籍無双なキャスティングも良いです。酒場で殴られてたのはスパッドじゃないか(fromトレインスポッティング)。ヨーロッパ系の人が多く出てるので、アメコミ映画なのにヨーロッパっぽい雰囲気があります。
リアリティなんて言葉は無用。ファンタジーをファンタジーとして、どこまで徹底して作り上げられるか、ですよ。
女性が作った映画では、男性が美しく散るのね。大昔の映画で置屋に売られて病死する貧しい家の美少女みたいに…。