映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

シャロン・マグワイア 監督「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」2561本目

楽しい。元気が出るわ~。ブリジット・ジョーンズは英国の国民的アイドル?ですね。ハリウッドの美人女優やモデルと違って、ちょっと丸くておっちょこちょいで。

コリン・ファースだのパトリック・デンプシーだの、世界で最もチャーミングな50代ベストテンに入りそうな彼らにもビビらずにいつものブリジットなのがいいんだろうなぁ。きっと男性は彼女に母を見るんじゃないか…と第一作から思ってました。

それにしてもレニー・ゼルウィガー、いつも眉間にしわがあって、昔の彼女と違いますね。整形疑惑とかもあるようだけど、それより輝くようなあっけらかんとした表情じゃないことがちょっと気になります。いまどきは切ったりしないであちこちに注射とかしたのかもしれないけど…まあどっちでも。

女医エマ・トンプソンも素敵ですね。冷静で聡明で。

しかしこの映画はすぐれて現代的なしつらえになってますよね。もう誰も、同時に二人の男性と、ということで彼女を責めることもない。<以下ネタバレ>結局どっちの子だったかも明かされない。そのうえ死ぬわけないと思ってたヒュー・グラントがやっぱり発見されてるし!まさかブリジット・ジョーンズおばあちゃんがダーシーを看取ったあとの日記とか作るつもりじゃないでしょうね…。(むしろ作ってほしい)