映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ギラッド・エミリオ・シェンカル 監督「リーディング・ハウス」2562本目

なんだこの映画は?まったく何語かわからないこの言葉は、ヘブライ語?翻訳できる人すごく少なそう…多分英語原稿と一緒に海外配給してるんだろうな。

怪しくて雰囲気があって、なかなか楽しめました。ものすごく特殊なストーリーとか大どんでん返し、とんでもない映像効果、超魅力的な俳優たちも良いのだけど、私はこういう小粒でちょっと気になる作品は大好きです。

不思議ポイントは、ヘブライ語であること、イスラエル映画であることのほかに、中年以上の男嫌いの女たちが。(ヘブライ語の!)図書館で働いていて、そこでは毎週謎めいた秘密の恐ろしい集まりが、仰々しく行われている、という設定。世界の美しい図書館って本を買いそうになるくらい個性的な図書館や書店が大好きという私には、響くポイントがたくさんありました。

しかし…結局愛は勝つのか。あれは愛なのかなんなのか。

リーディング・ハウス(字幕版)

リーディング・ハウス(字幕版)

  • 発売日: 2020/04/08
  • メディア: Prime Video