映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジェニファー・リー 監督「アナと雪の女王2」2828本目

 

宅配レンタルのリストに入れてたけどなかなか届かないので、久々に店舗でレンタル。旬を逃した感、けっこうあるな…

さて。前作は「プリンス・チャーミングを振る」という斬新な結末で楽しませてくれたけど、それがオチではちょっと座りが悪いわけで、「二人で老婆になるまで王国を治めていくつもり?」という当然の疑問に対する答が必要だったと思います。

<以下ネタバレもあり>

エルサとアナのアレンデール王国は、アナがクリストフと結婚して女王となって治めていくことになり、エルサは第五の精霊としてノーサルドラのほうを治める。彼女たちの祖父の代に発生した確執はこれにて一件落着。(ずいぶん簡潔なネタバレ)

エルサの夫は探してあげなくていいの?ノーサルドラにいい男いたっけ?それとも、いまどきのディズニーは姉妹2人いればどっちかは一生独身でもOK?もしかしていまどきなので、女性と結婚したりする?(なんとなく、それはない気がする)…この辺に決着をつけるためにアナ雪3を作ることもできるけど、なんとなく無粋なのでそれはない気がします。むしろ、別の新しいファンタジー作品の中に、ノーサルドラの女王とその夫がチラッと登場したりしてね。

話は変わるけど、ディズニーのアニメって言葉のとおりに口を動かしてくれるので、英語の正しい発音がすごくわかりやすい…。LとRとかTHとかの発音のほうが難しいと思いがちだけど、何年練習しても母音のほうがどうしても日本のあいうえおになってしまう。エルサさんが「unkown」の「ow」で口を大きく横に開いてたりすると、そーかここは日本語の「オウ」より「アウ」に近い、とわかる。英語教室の先生やってる人とか教材に使うといいと思うんだけどどうだろう。(ディズニーとJASRACがすっ飛んできそうで怖いけどw)

それにしても、火とかげ君が可愛すぎました。

アナと雪の女王2 (字幕版)

アナと雪の女王2 (字幕版)

  • 発売日: 2020/03/13
  • メディア: Prime Video