映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ヤン・シュヴァンクマイエル監督「アリス」2998本目

ヤン・シュヴァンクマイエルの作品は2本見ていて、「独特の美学に目を奪われるけど好きってわけじゃない」などと感想を書いてました。この作品はわりととっつきやすくて、可愛らしさや子どもらしさが感じられる方だと思います。

造形作家の個展を見てるようで、「ウサギをこうしたのか」「なんで小さくなるドリンクは青いインクなんだろう」「小さくなったアリスは出来合いのお人形なのか」など、意外性を楽しんでいるうちに終わってしまいます。

原作がそもそも若干悪趣味で、シュヴァンクマイエルはそれをさらに悪意アップしてるわけじゃないので、安心して見られます。

個人的には、アリスちゃんの着てるピンクのワンピースが可愛くてたまりませんでした!!

アリス

アリス

  • クリスティーナ・コホウトヴァー
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