ヤン・シュヴァンクマイエルの作品は2本見ていて、「独特の美学に目を奪われるけど好きってわけじゃない」などと感想を書いてました。この作品はわりととっつきやすくて、可愛らしさや子どもらしさが感じられる方だと思います。
造形作家の個展を見てるようで、「ウサギをこうしたのか」「なんで小さくなるドリンクは青いインクなんだろう」「小さくなったアリスは出来合いのお人形なのか」など、意外性を楽しんでいるうちに終わってしまいます。
原作がそもそも若干悪趣味で、シュヴァンクマイエルはそれをさらに悪意アップしてるわけじゃないので、安心して見られます。
個人的には、アリスちゃんの着てるピンクのワンピースが可愛くてたまりませんでした!!