映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

英勉監督「東京リベンジャーズ」3673本目

なるほど、こういう映画なんだ。割と面白かった。タイトルと絵ヅラから、若いやくざの抗争映画かしらと思ってた(それも合ってる)けど、”最近はやりのメタバース”や初々しい恋愛もちりばめて、若手の勢いのある俳優がたくさん熱演してることもあって、楽しく見られました。

メタバースって要はテレビゲームから来てるよな。死亡しても何度でもやり直せる。輪廻転生という仏教の観念を知らなかった他国の子どもたちも、自然とメタバースを経験していて、入りやすくなってるんだろうな。

今井美桜の演じる「ヒナタ」が母のようにひたすら包容力があり、”ダメだけど熱いオレ”を包み込んでくれるところが、ボーイズドリームなんだろうけど、女性が見ても許容範囲内です。

で、続編は前後編になっていて、後編が劇場公開されたところなのか。そっちはまぁ今はいいかな・・・。