映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クリス・コロンバス監督「ハリー・ポッターと秘密の部屋」3676本目

ハリポタスタジオに行った後に昔の作品を見直すシリーズ、第二弾。3人が少し大きくなりました。

ダンブルドア校長を1,2で演じたリチャード・ハリスは、若い頃はちょっとジュード・ロウ系の輪郭で、このままずっと演じられたら「ファンビ」への移行が自然だったかもしれません。

ハリーの家と叔母さん一家は、もうギャグの定番みたいで楽しい。空飛ぶ自動車はこのとき初登場か。ケネス・ブラナーはとってもインチキ感強い。(ポワロ感はまだない)キモイ妖精ドビーは、公開時期が近かった「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムと印象が混ざってる。あいつも卑屈だったもんな・・・。

謎の過去の男トム・リドルを清濁併せのんだように演じたクリスチャン・コールソン、とても魅力的なんだけど、この後はほとんど映画には出てなかったのね。

この映画ではハリーが孤軍奮闘する場面が多い。前に見たときは、こんな子どもたちが命を危険にさらして戦わなければならないのが、痛々しく見えたこともあったけど、こうやって見直すと、このあとに続編があるわけだし、無事に帰ってくると知っている分スリルがちょっと減ってるかな?

第3弾も近々見てみます。