オーストラリア版「コックリさん」か。オーストラリアの若者は、こんな恐ろしい体験を純粋に楽しめるほどみんな精神が図太いのかしら。(いやフィクションでしょう)
この映画の怖さは、人間が霊あるいは狂気に取りつかれると、どうなってしまうか、という部分なのかな。どんな恐ろしい他人に出会って被害を受けることより、自分が怨みを残して死んで悪霊になることのほうが、世界でいちばん、何より怖い。生きても地獄、死んでも地獄。この映画はその怖さを端的に描いたものかな、という気がします。テンポが良くてパキッと短く終わるのは良いですね。MVやCM出身の監督は、こういうキレのいい映像を作るなと思います。いい部分もあるけど、大きく膨らまないうちに終わってしまった感じもあるので、次回作に期待します!