映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

トッド・フィリップス監督「ハングオーバー!!! 最後の反省会」598本目

このアランっていうキャラの創作が、いまだかつてなくて素晴らしくおかしい。
最初にこのシリーズを見たときから、そこが驚きでした。
この空気読まない、仲間はずれにしたいデブのオタク。
今回も小ネタがいちいちおかしくて、最高です。
チャウってキャラも絶妙ですね。子どもみたいにちっこくて、目ばかり鋭く、ズルくて頭がキレてすばしっこい。
でもどうも憎めなくておかしい。

この「絶妙なかんじ」は、前2作が蓄積してるから笑えるわけなので、そう考えると、何もないところにアランを使った1作目、いきなりチャウが出てきた2作目のほうが偉大です。

「きっとうまくいく」みたいに泣けるところは一つもないけど、また笑いたいときにレンタルして見るかも。