ハンバーガーチェーンという良く親しんでるテーマだし、ストーリーもシンプルにテンポよく進んでいくので、楽しくサクサク見られます。自伝に基づいているだけあって、面白かったです。
この映画って要は、安っぽくて不良が集うようなマクドナルドは、本来はこうじゃなかった、今のグルメバーガーに近いものだったんだという、創業マクドナルド家による壮大なプロパガンダなのかな。大規模にするために工場で食品を使い始めると、だんだん「可もなく不可もない」ものが生成されるようになるんじゃないかなという気がします。
やり手セールスマンを目指すマイケル・キートンは「バードマン」か。その妻がローラ・ダーンという裏アメリカ的なキャスティング。マイケル・キートンってすごくリアルにいそうですごいんだけど、たとえばホアキン・フェニックスのような「アク」がないので、映画も彼も若干、薄いかんじがあるんですね。
そのうち、ビル・ゲイツがIBMからOSを売ってくれと言われて、契約したあとであわててOSを買いに行く…という映画も作られるかもな…。
確かに「McDonald's」はとてもアメリカ的で明るい語感、というのは本当にその通り。Mcで始まるスコットランド系の名前なのにねー。
本当の最初のマクドナルドハンバーガー、食べてみたいな。マックで「復活ほんもののオリジナルバーガー」とかやったら売れるかもしれないけど、おそらく似ても似つかないものなんだろうな…。