映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジャスティン・リン 監督「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」2961本目

友達から、東京走りまくってて面白いよと聞いて、見てみることにした。

みんなエネルギーあるなぁ…頭悪そうなオープニングだけど、この有り余る血気がうらやましい。MadMaxを思い出してオーストラリア映画化と思った、とか言うとオーストラリアに失礼かしら。ごめん。

シリーズ内で同じ人がずっと主役ってわけじゃないんだな。アメリカの「もうこの町には住めない」って、いきなり東京かい!どうもこの作品がシリーズ内で一番人が入らなかったらしい。そしてハリウッドは人口の多い中国語圏へ舵を切るのだ。

焼きそばを口から垂らした老婆、詰襟の学生服、日本語しか喋らない柴田理恵。やたら手が込んだバイキング形式 のカフェテリア。私珍妙なものって何でも好きだけど、珍妙な日本文化が出てくる映画は特に好きです。意味もなく登場する「異常なイケメン男」妻夫木君もよい。

携帯が古い、北川景子も若い。日本に存在しないかんじのパーティギャルズとかも、もう明るくて元気だからいいと思います。サニー千葉も健在!

とにかく走って煽り合って競争する。コロナ禍のステイホームな連休には、ぴったりの作品なんじゃないかと思いました。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (字幕版)

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video