映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マリオ・バーヴァ監督「血みどろの入江」3065本目

お化け屋敷的エンタメ映画。自殺に見せかけた、車いすの老婦人が殺害され、その殺人犯が直後に殺害され…。グラマー美女のヌードやセミヌード、70年代の日本のドラマのような音楽。だんだん、誰が何のために殺人をしてるのかよくわからなくなってきて、最後はほぼ全滅…単に全滅させるための筋書きとしか思えないし、エンディングがまた70年代の日本のホームドラマっぽい、おめでたい感じの音楽で終わるところが…面白い。ほんとに面白い映画だ。これを見たアメリカ人が「13日の金曜日」を作り、またその”孫”たちが新しいホラー映画を作る。

クローディーヌ・オージェというこのヒロインの女優はすごく綺麗ですね。こんな映画(失礼)に出てるけど知的なクール・ビューティです。しかしこの後もこれ系のB級っぽいタイトルの作品にばかり出てたみたいだ…。日本映画で沢田研二と共演したらしい!見てみたいけど入手困難っぽいなぁ。

血みどろの入江(字幕版)

血みどろの入江(字幕版)

  • クロディーヌ・オージェ
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