イタリアのネオリアリズモということは、「自転車泥棒」と同じジャンル?
あれは孤独な父子の貧しい生活だけがぽつんと描かれた映画だったけど、これは熱く抵抗し、熱く戦った男たちと女たちと子どもたちの映画だった。救いのなさは似てる。
レジスタンスの人たちの活動のようすは戦後たくさん作られた戦争スパイものの映画のようで、このあと目くるめく大活劇や大恋愛の末ハッピーエンドが来るんじゃないかと期待しそうになるけど、違うのだ。
それにしても、この監督の作品を見るのはむずかしい。毎日1本見る生活を10年以上続けてやっとこれが初めてだ。TSUTAYAのDISCUSのリストに入れっぱなしになってたのを借りたんだけど、DVDレンタル全盛期には品薄でずっと借りられなかった。イングリッド・バーグマンが妻でイザベラ・ロッセリーニが娘ということを知ってても、バーグマンとロッセリーニ監督の接点となった「ストロンボリ」を見た人は少ないんじゃないかな?
「ストロンボリ」と「殺人カメラ」は特に見たいな・・・「イタリア旅行も」・・・どうすれば見られるのかしら。