なぜ?と思われるだろうなぁ。実は先日、とある筋のご招待をいただいて、純烈のライブを見てきたんですよ。テレビで見るよりさらにスタイルが良くて、大人なジェントルメンで、とても印象が良かったです。ムード歌謡のファンではないけど(むしろ元パンクス)。
スタイルがいいというのは、平均身長183㎝だとかで、普通のアイドルと縮尺が違う。少女マンガみたいな頭:胴体:脚の比率です。で、この人たちどういうメンバーなんだっけ?と調べたら、リーダーは「あばれはっちゃく」→戦隊ヒーローとのこと。U-NEXTならすぐに見られるTVシリーズを見てみたら、とにかく痩せててキャラは「あばれはっちゃく」に近い。で、いつも笑顔のボーカルはどういう人かと思ったら、この人も別の戦隊ヒーローだ。またU-NEXTで当時の映像を見ると、今よりさらに初々しい。でもその時彼は、力士…力士!?をケガでやめたばかりだったとのこと。一番優男がすもうとりってどういうことだ。もしケガをせずに続けてたら、イケメン力士として売れて、歌もけっこううまいよとか言ってCDも出したりしてたんじゃないだろうか。
で、LiLiCoと結婚して純烈をやめた人は戦隊ではなく元仮面ライダーだった。(その「仮面ライダー龍騎」は4人くらい同時にライダーがいたようで、戦隊ものともいえる)普段は弁護士という、割に知的で大人っぽいヒーローでした。ここまで3人、ヒーローの頃はかなり面影がないです。リーダーとリリコ夫は今はおだやかで優しげだけど、当時は全然。痩せてとんがった若造たちって感じでした。
リリコ夫が辞めたあとに加入した人は、この映画のときは悪役として登場。(メンバー交代はこのあと)で、残りの一人は大学を出てそのままメンバーになったらしい。(その彼が元AKBの横山由依と熱烈交際中とのこと。否定してませんでした)
以上、恒例の出演者ウォッチでした。(恒例なのか)
で、実際戦隊ヒーローである彼らが中年に差し掛かってどんな映画を作ったのかというと、歌謡曲の世界に戦隊とギャグを持ち込んだコメディ、ですかね。バカバカしいくらい、いろいろ盛り込んでるのはとても良いのですが、「跳んで埼玉」のように大笑いできないのは、ファンじゃないからか・・・?前川清も小林幸子も、なかなかのコメディアン/コメディエンヌなのですが。これ多分、紅白歌合戦の幕間の余興とか、昔ならお正月の「かくし芸大会」、ドリフの舞台上のドラマ、とかなら、内輪受けとはいえけっこう受けるかも。
確かに、戦隊経験者のみなさんはそれなりにヒーローポーズが決まる。リーダーの”出べそ”つきのビール腹は、あえての露出かな。イケメンが中年になって太っても、なんか可愛いでしょ。ということなら、可愛く見えないこともないです。
思うに、純烈というコンセプトや存在感はとても新しくてニッチで、どこへ行って何をしても彼らはそれだけでもうアッパレ、と思います。
エンドロールによるとこの映画のテーマ曲「NEW YORK」の作曲は影山ヒロノブらしい。彼もまたアイドル~ヘビメタの過去を持つアニメ界のヒーローなわけで、こうまとめて見せられると、そんな歳の重ね方も悪くないなぁと思えてきます。
まさか続編が見たくなるとは思わなかったけど、気になってきました。さっそく次へ。