映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロバート・レッドフォード監督「リバー・ランズ・スルー・イット」357本目

アメリカ版「太陽の季節」、みたいな。
作家の兄が、自然のままに生きた弟の美しさを書き残そうとしたもの。

この映画で印象に残る俳優は、その設定に負けないブラッド・ピットと、兄ノーマンが恋をしたジェシーを演じたエミリー・ロイド…でもこの女優さんは最近は全然映画に出てないようです。

ブラピの出世作ロバート・レッドフォード監督の文学作品でなく、たとえばスポーツ映画だったら、その後の俳優人生は違ってたかも?こういう達観した映画にのっけから出たことが、その後のアンジーとの結婚とかにもつながっていくような気がします。ラッキーボーイ。

映画全体の印象は、雄大で美しい自然と、その中で自由に生きる人たちが素敵でした。
アメリカ大陸ってほんとうに自然が豊かですね。かなり無茶をしても、まだまだ海も空も山も美しい。
ただ、ちょっと語りが多すぎるーと思いました。