映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

真利子哲也 監督「NINIFUNI」946本目

全長42分なんて、昔のサイレント映画並みの短さだけど、サイレント映画ほど観客を飽きさせない工夫がないから、倍くらい長く感じる。短いのに退屈する映画というのは良くない。

監督はこの小僧のような人なのかな。これがこの人のリアルだというなら、それでもいい。
このテロップの使い方はないよー、読まされるの嫌だ。字の大きさとか表示、切り替えの長さとかが心地よくない。ふだん商業的な映像を作ってない人の映像って気がする。

言いたいことは、何なのか。生まれたてのエネルギーの塊みたいなももクロと、27歳の死は必ずしも対比すべきものではないと思う。死は暗く冷たく死んでいること、ではなくて、生きるのが終わっただけだ、ということが、オバちゃんになるともうわかる。

頼む!もうちょっとだけ、何かください。この42分間はちょっといたたまれない。