映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

レイ・エンライト監督「スポイラース」3075本目

西部劇に、アラスカが舞台のものもあるんだなー。西部といえば西部。あんな雪だらけのところ(イメージ)なのに、みんなアリゾナにいるときと同じ格好だ。ただ、砂漠ではなく地面はぐちゃぐちゃなのが違う。

ディートリッヒとジョン・ウェインの共演はすでに「妖花」「男性都市」と2本見てるので慣れてきたかな。ベルリンのキャバレーのスターがなぜ?って最初は思ったけど。

クレジットの順番はトップがディートリッヒ、次がランドルフ・スコットで3番目がジョン・ウェイン。

ジョン・ウェインがしばらく気を移すお堅いお嬢さんを演じているのはマーガレット・リンゼイ。けっこう映画に出てるのに私は1本も見てないな…。頭に大きなトサカを立てて、派手な毛皮やギラギラしたドレスを着た、庶民の女王みたいなディートリッヒと真逆。

場所は寒いがストーリーはいつも通りで、ズルをして得をしようとしている奴が正義のヒーローによって退治され、ヒーローとヒロインは再び結ばれてめでたし、めでたし。

既視感ありありだけど、ほっとするんだよな、こういうストーリーは」…。

スポイラース(字幕版)

スポイラース(字幕版)

  • マレーネ・ディートリッヒ
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