映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ハワード・ホークス監督「リオ・ブラボー」3114本目

西部劇は苦手だけど、名作と言われてるらしいので見てみる。

一番気になったのは、砂漠の真ん中にいるベン髪の中国人の存在…。辮髪は元々中国北方民族の髪型で、清の時代(1616-1911)には国土全体に強制したとか。一方のアメリカ西部開拓時代は1860-1890年あたりらしい。被ってますね。中国では1839~1864年に阿片戦争、太平天国の乱と続いて治安も経済も悪化していたのでアメリカへの移民が続いたけど、アメリカのほうも不景気で1882年には中国からの移民は禁止されたのだとか。日系人の移民は中国より少し後の時代みたいだな…

など、まったく本筋と関係ないことを学んで少し利口になった私でした。

(ジェームズ・ブラウンの「私の祖母は日本人だ」というホラは、この移民の歴史から考えると、1890年くらいに日本から渡った女性が1900年くらいに黒人の子どもを産めば、それが1933年生まれのJBの親として計算が合わなくもない…ますます本題から離れてしまったけど)

リオ・ブラボー(字幕版)

リオ・ブラボー(字幕版)

  • ジョン・ウェイン
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