映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

平栁敦子監督「オー・ルーシー!」 1970本目

面白くはあるけど、「予想通り」の枠を超えることはなかったなぁ。 設定を見ただけで結末までだいたいわかってしまう。何も知らずに見るのが一番いい、予告編まで見てしまったのは失敗だったけど、それにしても予想がつきすぎてしまう。やっぱり私は、映画に…

白石和彌 監督「孤狼の血」1969本目

ちょっと期待しすぎたかもな。。新作を旬なうちに見るのって、ワクワクするような前評判で頭がいっぱいになってしまって。 ストーリーより、豪華な役者陣の極悪演技をつい楽しんでしまう映画です。役所広司は安定だけどやっぱり凄みがあります。松坂桃李は何…

エリア・カザン「ラスト・タイクーン」1968本目

エリア・カザンの遺作だし、主役が若きロバート・デニーロだし、ロバート・ミッチャムだのジャンヌ・モローだの、ほかにも名前はわからないけれど見るからにレジェンドな人がたくさん出演しています。これはフィッツジェラルドの小説の主人公が、実在の早逝…

エミール・クストリッツァ監督「ジプシーのとき」1967本目

この監督の日本公開2作目だけど、最初の「パパは、出張中!」 ですでにパルムドールを取ってるので貫禄たっぷり。そしてそのあとの監督の映画世界にとって重要なジプシーの世界との出会いでもあります。 彼らの暮らしの私たちとの違いは、「貧しさ」とか「…

ラケシュ・ロシャン 監督「クリッシュ」1966本目

インド製のマーベル風スーパーヒーロー映画。 これって続編?じゃなくて原題は「クリッシュ3」。1と2はどこへ行った? 冒頭に、クリッシュというスーパーヒーローのようなものの誕生について、3時間を10秒み無理やりまとめたような「まとめ」が流れます…

ジル・ミモーニ監督「アパートメント」1965本目

フランス語の映画なので、タイトルは「ル・アパルトマン」にしてくれた方が、フランスっぽかったんだが・・・。主役はヴィンセントではなくヴァンサン・カッセルなのに。 男ストーカーと女ストーカーの映画。アリスは感情の起伏が激しいというより、何が何で…

関口現 監督「SURVIVE STYLE 5+」1964本目

映画中毒の私は、またTSUTAYA宅配でMax16枚を借りて、嬉しそうに1枚1枚見たわけですが、これが一番面白かった。大笑いするし、成り行きが全く予想つかないし、オシャレだしセンスがいいし下らないし。 変な映画、どう変かというとポップでキッチュでカラフル…